
住民税の確定申告
2009/2/22
平成18年末までに入居し、
年末調整で住宅ローン控除の適用を受け、
税務署に確定申告をしない方は注意が必要です。
それは、平成19年に所得税を下げて住民税をあげるという
「税源移譲」が行われたからです。
なぜかと言うと
住宅ローン控除はもともと所得税を減額する
制度です。
たとえば、
税源移譲前は
所得税が20万円、住民税が10万円だった人が
税源移譲後は
所得税が10万円、住民税が20万円になったとします。
そして、この人の住宅ローン控除可能額が15万円のケースで考えます。
税源移譲前であれば、
所得税は20万円 - 15万円(住宅ローン控除) = 5万円
住民税は10万円
合計15万円の納税。
でも、税源移譲後は
所得税は10万円 - 15万円(住宅ローン控除) < 0円 ∴ 0円
住民税は20万円
合計20万円の納税。
この税源移譲前と後での不利益をなくための
手続きが住民税の確定申告です。
総務省のホームページで申告書作成ツールが
提供されていますのでよろしければお役立てください。
http://www.soumu.go.jp/czaisei/czaisei_seido/zeigenijou2.html
東京豊島区池袋の税理士・会計事務所